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総合臨床研究室について

当研究室は、とくにコメデイカル・スタッフの臨床研究への参加を期待して設けたも のです。今や、コメデイカル・スタッフの協力なくして、診療はもちろんのこと、臨床 研究や治験も不可能です。臨床研究への参加と業績が期待できる部署やチームに、部門 を任せました。

それぞれの部門の責任者が自由に研究をやっていただくために、あえて、 室長を設けませんでした。(文責:小西吉裕)

各部門の責任者

看護研究部門
元林 千代子(副看護部長)
精神科医療研究部門
永末 洋子(看護師長)
ICT研究部門
  • 井上 一彦(統括診療部長)
  • 清水 須美子(看護師長)
NST研究部門
岡田 浩子(神経内科医師)
褥瘡研究部門
  • 土居 充(神経内科医師)
  • 中山 雅子(看護師長)
臨床検査研究部門
平内 洋一(臨床検査技師長)

看護研究部門

部門責任者
元林 千代子(副看護部長)

看護部では、各病棟が日頃の看護の中での課題について、看護研究・症例研究として取り組んでいます。今年度は、重症心身障害児(者)病棟では、口腔ケアの 見直しや個々の事例について、また、精神科病棟では、心理プログラムを受ける患者に対しての看護師の関わりについての取り組み等を研究しています。
臨床と しての課題を、米子医療センター附属看護学校の講師の先生に研究指導を受けながら、毎年取り組んでいます。

取り組んだ看護研究は、12月に院内で行われる臨床研究発表会で発表し、翌年に院外で全病棟が発表を行っています。今年度も、昨年行った看護研究をどのようなプレゼンテーションが効果的かを考えながらまとめなおしました。

中国四国地区国立病院機構看護研究学会では、「精神科臨地実習の指導体 制を考える-看護学生の満足度調査を実施して-」を発表し、ポスター賞を頂きました。国立病院総合医学会にも5ヶ病棟が口演・ポスター発表に取り組みまし た。また、今年度は第3回の日中韓看護学会に「日本の結核拠点病院Aにおける結核患者の現状と看護における今後の課題」の演題で、韓国に発表にも行き、海外の看護研究発表会の様子なども知ることができ、とても刺激になっています。

また、今年度は、他部門と共に院外発表したポスターを院内掲示し、病棟間の情報交換やお互いの活動についての励みとなる様な機会作りにも取り組んでいます。

  • 臨床研究発表会の風景
  • 臨床研究発表会の風景
  • 臨床研究発表会の風景

精神科医療研究部門

部門責任者
永末 洋子(看護師長)

当院は、地域の精神科医療に携わり、急性期・慢性期の患者様を受け入れ、患者様の目線に立ち、患者様にとってよりよい医療を提供していきたいと考えています。

また、精神科病床へ入院されている患者様のニーズに応じた適切な精神科医療が供給されているか共通尺度を用いた調査を実施し、精神科医療の 質の標準化及び水準の向上のために、国立病院機構ネットワーク共同研究「精神科医療のニーズとアウトカムに関する研究」に参加しています。

ICT(院内感染対策チーム)研究部門

部門責任者
  • 井上 一彦(統括診療部長)
  • 清水 須美子(看護師長)

医師・看護師・検査技師・薬剤師・臨床工学技士・事務職・リンクナースで構成されたチームで、現場での標準予防策や感染経路別予防策の徹底・研修会の企画 や実施・感染情報提供・現場への定期的なラウンド・感染対策マニュアルの作成など院内感染防止のための活動を行っています。

本年度から、感染管理認定看護 師が出来、ICT部門も強化されました。

  • 院内研修会の風景
  • 院内研修会の風景

認定看護師の指導のもと、防護具の取扱いついて学習中(院内研修会)。

NST(栄養サポートチーム)研究部門

部門責任者
  • 岡田 浩子(神経内科医師)

医師・看護師・栄養士・薬剤師・検査技師・理学療法士・言語療法士と各病棟看護師から構成されている。
栄養状態に問題のある症例をスクリーニングし、多職種でNST回診を行い、その上で栄養状態の評価、症例に応じた最適な栄養療法の提言を行っている。
また栄養療法の知識を深めるために、毎月検討会を行い、テーマ別研究や講師を招いた勉強会も開催している。

  • 厨房での講師による実習風景
  • 嚥下食の試食会の風景
  • メタボ脱却企画健康教室の風景

嚥下食の試食会、厨房での講師による実習、メタボ脱却企画健康教室の様子です。

褥瘡研究部門

部門責任者
  • 土居 充(神経内科医師)
  • 中山 雅子(看護師長)
褥瘡ラウンド
医師1名・看護師2~3名(看護師長・看護師)で、各病棟から依頼があった患者様のベッドサイドへ出向き、褥瘡の状態評価(患者間ならびに同一患者における複数の褥瘡の重症度を比較するためにH23年7月より、DESIGN-Rを使用し褥瘡の評価を行っています)・治療方法やケア方法の検討・指示を行います。
褥瘡対策チームは、褥瘡対策委員会の下、各部署での実働部分を担当しています。
毎月第1月曜日に会議を持ち、リンクナースの褥瘡アセスメントの強化・褥瘡に関するデータ収集、褥瘡発生状況と傾向の分析とフィードバック・基準、手順の見直し・ポジショニングの強化を行い、入院中の患者の褥瘡発生の予防や早期治癒に向けてケアや処置を実践しています。

対策チームのメンバーは、褥瘡に興味を持ち、技術・知識を習得して病棟で広めてくれる様な意欲のあるスタッフで構成されています。また、対 策チーム会議自体を知識習得の場として、正しい処置方法を学習し、褥瘡のリスク評価にあわせて対応できる人を院内に増やしていくことも目的としています。
褥瘡の院内発生が時にはありますが、ごく初期に治癒させることが出来るようになりました。

褥瘡ラウンドの風景
褥瘡ラウンドの様子