診療科・部門のご案内 パーキンソン病について知ろう! > パーキンソン病って?

パーキンソン病とは

パーキンソン病は厚生省により「指定難病」に指定されており、様々な国の支援制度が設けられている病気の一つです。
日本での患者の割合は約1000人に1人、平成26年の統計では約16万人以上がパーキンソン病に罹患していると推定されています。アルツハイマー病と並んで、頻度の高い神経変性疾患と考えられています。

10歳代~80歳代までの年代で幅広く発病していますが、50歳〜60歳代で発病することが多く、高齢になるほど発症率および有病率は増加しています。稀に20歳〜30歳代で発病する場合もあります。
40歳代で発病する場合を、若年性パーキンソン病と呼びます。 パーキンソン病は、高齢化社会が進む中で、今後さらに患者数が増えると予想されています。
罹患した著名人としては、俳優のマイケル・J・フォックスさんや、元ボクサーのモハメッド・アリさん、永六輔さん、岡本太郎さんなどが挙げられます。

世界中で多くの研究者により、パーキンソン病が起こるメカニズムにおいては、多くのことが解明されてきてはいますが、明確な要因についてはまだ定まってないようです。しかし、活発に研究をされている病気のため、これから大きく進歩すると言われています。


パーキンソン病 原因

中脳の黒質ドパミン神経細胞のイメージ

中脳という場所で、ドーパミンという物質を作る「黒質ドパミン神経細胞」が変性しながら徐々に減ってしまい、体のこわばりや、手足のしびれなど神経の働きが悪くなる症状が現れると考えられていますが、この神経細胞が減ってしまう原因はまだよくわかっていません。
簡単に説明すると、脳からの運動の指令が筋肉にスムーズに伝達されず、動作がなめらかに行えなくなる病気です。

「黒質ドパミン神経細胞」は通常、加齢とともに減少しますが、パーキンソン病はそのスピードが通常より早くなります。
脳血管障害(脳卒中)やある種の薬物や薬の副作用、脳炎後などにもパーキンソン病に似た症状をおこすことがありますが、これらはパーキンソン病とは違う病気です。
また、病気の経過中パーキンソン症状をおこす他の神経の病気もありますので区別が必要です。

また、小さな症状であれば本人も気づきにくく、医療機関でも見逃されてしまう場合もありますので、経験豊富な専門家の正しい診断が治療においても鍵をにぎります。

パーキンソン病はドパミンが減少し運動の指令がうまく伝達しない