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作業療法(OT:Occupational Therapy)について

作業療法funfunfun

当院の身体障害作業療法部門は、病気やけがにより損なわれた生活の質(QOL)の回復及び再構築に向けて、その方に応じた作業活動を通じて身体機能・認知機能・高次脳機能にアプローチする治療です。 作業療法の主な目的は能力の回復にあり、身体への働きかけ以外にも環境調整などを行いながら日常生活(ADL)の安定および職業復帰などを目的としながら行います。

作業療法とは、
「身体または精神に障害のある者、またはそれが予測されるものに対してその主体的な活動の獲得をはかるため、諸機能の回復・維持および開発を促す作業活動を用いて行う治療・指導・援助を行うこと」

(社)日本作業療法士協会・定義

作業療法の「作業活動」とは

日常活動の諸動作、仕事・遊びなど人間の生活全般に関わる諸活動を作業療法の「作業活動」と呼び、治療や援助もしくは指導の手段としています。

  • 作業療法部門の写真
    作業療法部門(身体障害)
  • 作業活動風景
  • 作業活動風景

当院の作業療法部門は

の3部門があります。

身体障害者部門について

スタッフ

スタッフ 所属人数
作業療法士 12名

身体障害の作業療法とは

「病気や事故のため身体に障害を負った方々に対し、今後生活していくための問題を的確に評価し、いろいろな作業活動を用いて治療を行います。

また障害があっても残された機能を最大限活用し、身辺動作や家事動作、仕事への復帰をめざした訓練を行います。
更に、在宅の障害者やその家族の方々が生活しやすいように指導、援助を行います。」

参考:日本作業療法士協会

作業療法の目的

身体機能面への働きかけ
脳卒中や神経筋難病などによって身体機能が不自由になった方に対して、作業活動を用いて、筋力、関節の動き、感覚機能などの維持・改善をはかるとともに、実際の生活に必要なスムーズな動きや耐久性の獲得などを行います。
利き手交換訓練:利き手に麻痺など障害を持つ患者さんに対して、非利き手で箸の使用・書字の練習などの訓練を行ないます。
高次脳機能面への働きかけ
脳卒中や頭部外傷などの後遺症により高次脳機能障害を生じている方に対して、実際の生活に必要な物品の認知や操作、周囲の状況の認識や判断、物事の記憶、計算、動作の順序や方法を決定し遂行していくなどの能力を評価し、治療・訓練します。
心理面への働きかけ
長期入院や障害により、失われやすい精神活動や生活に対する意欲の維持・改善をはかると共に、不安を和らげたり、自信づけを行ったりします。
日常生活活動面への働きかけ
食事、更衣、排泄などの身辺動作や生活に関連のある行為(家事や買い物など)について、各動作ができない原因を評価し、その人にあった適切なやり方・介護の方法を訓練・指導します。また、残された機能だけではどうしてもできない動作がある場合は、その動作を助けるための道具(自助具)を考えたり、製作したりします。
自宅復帰に向けては、家屋改造や自宅での生活指導を行ないます。
介護者の指導:家庭で介護にあたられる方に、適切な介護方法を指導します。
職業復帰への働きかけ
職場復帰や就職に向けて、身体機能、作業能力、一般能力(学習能力、注意力、問題解決能力など)、移動、コミュニケーション能力などを評価し、訓練を行います。また関係機関との連絡・調整も行います。

精神科作業療法について

精神科作業療法部門は、精神科の病気(脳の病気)によって「自分らしさ」が発揮できづらくなり、日常や将来のことで悩んでおられる方に、その方の思いとペースを大切にし様々な活動を通して「自分らしい生活」を取り戻していく治療の1つです。症状の回復促進、日常生活能力や対人交流技能の獲得、病気の不調時やストレスを感じる場面での対処技能の獲得等を目的としています。

スタッフ

スタッフ 所属人数
作業療法士
8名
作業療法助手 1名

作業療法(OT:Occupational Therapy)とは?

作業療法とは具体的で現実的な作業活動を用いることで、病気の回復を促し、日常生活や地域で暮らしていくために必要な技能を身につけていきます。
例えば・・・
 「生活技術を身につけたい」
 「対人コミュニケーションが上手くなりたい」
 「体力をつけたい」
 「気分転換をしたい」

といった目的に合っています。
作業活動としては手工芸や簡単な運動、音楽、家事や仕事など幅広い活動を利用します。

作業療法を利用するには

作業療法のご利用には、当院主治医の作業療法処方せんが必要になります。

1. 医師の診察(処方せん)
2. 作業療法士との面接
3. 作業療法場面の見学
4. 作業療法の開始

作業療法の費用について

作業療法は、入院治療の一環として診療報酬点数に従って医療費が発生します。
自立支援医療制度等により自己負担額が減免されますので、お気軽にご相談下さい。

その他、プログラムの内容によっては別途で材料費を負担して頂くこともありますので、詳しくは各担当スタッフまでお尋ね下さい。

作業療法 (OT:Occupational Therapy) の内容

急性期(救急)~慢性期病棟、医療観察法病棟を担当しています。

活動内容

【集団作業】
病棟単位で行なう活動です。病棟内でできる簡単な集団スポーツ活動や音楽鑑賞・カラオケといった娯楽を取り入れた活動を行っています。
また病棟によってはミーティング会といって、メリハリのある日々を送るために生活の目標を立てたり、生活の中で困った事や相談したい事をみんなで話し合いながら解決していく活動も行っています。
【病棟個人活動】
病棟内で行う活動で希望者が参加できます。裁縫、書道、ぬり絵、折紙など趣味活動や学習教材を使用した自主学習を中心とした活動を行います。
【のんびりサロン】
貼り絵やタイルモザイク、料理など「みんなで何かを作ること」また余暇活動の開発も目的としています。ゆっくりリラックスして過ごす空間です。また何も行わずにのんびりと過ごすだけでもいい活動となっています。
【女性個人活動】
塗り絵や手芸(縫い物・編み物)などの創作活動や音楽鑑賞etc、個人が希望する活動を行っています。
女性だけのメンバーで、スタッフにおいても女性スタッフが対応しています。
【クラブ】
スポーツ
4階にある広い運動スペースを利用して、バドミントンやグランドゴルフ、リラックス体操etc、病棟ではできない身体運動を行う活動です。
映画鑑賞
参加者の皆で決めた映画を月2本ずつ、火・木曜日の前半・後半に分けて鑑賞する活動です。
【生活関連プログラム】
主に退院後一人暮しの方を対象に調理等生活技能に関することを練習します。プログラム内容は対象者に合わせ適時変更されます。
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    集団療法室
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    手工芸室
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