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スタッフ

スタッフ
  • 薬剤部長
  • 副薬剤部長
  • 調剤主任
  • 薬剤師 3名

概要

病院薬剤師はこれまでは外来患者さまへの調剤が主な業務でしたが、医薬分業(院外処方せん発行)が普及した今日では、外来患者さまの調剤は院外の保険薬局の薬剤師が担い、院内の薬剤師は主に入院患者さまの調剤や薬剤管理指導業務を担うという役割分担が確立されました。  

当院においても、院外処方せん発行の取り組みは約25年以上前から始まっており、現在の院外処方せん発行率は85%近くで推移しています。

薬剤部ではこの院外処方せん発行を更に推進することにより、入院患者さまの更なる薬剤サービスを充実させたいと考えています。

主な業務

入院調剤

当院には約500名の患者さまが入院されており、殆どの方がくすりによる治療を受けられています。
従って、これら一人一人の入院患者さまに安心してくすりをお飲みいただけるよう、細心の注意を払いながら調剤を行っています。当院の調剤の特徴としては、他の医療機関と比べて錠剤の飲めない方が多いため散薬調剤の割合が高く、この中には錠剤を粉砕して調剤するものも多く含まれます。

また、錠剤調剤については、原則として錠剤一包化をしています。錠剤一包化は、数種類の錠剤を服用時ごとにまとめて一袋に包み、この包みに服用時間を印字することで、薬の飲み間違いを防ぐことができます。

このような、お薬の調剤方法については、調剤内規に従って調剤しています。

調剤内規を薬剤部の最後に収載していますので参考にして下さい。

薬剤管理指導

医薬品は病気の治療に有用ですが、人により、また使い方により、好ましくない作用が現れることがあります。

今日では、より治療効果の高い薬が登場し、使用されるようになっていますが、効果が強くなればなるほど副作用にもますます注意が必要となります。

薬をより安全に、効果的に使用するには、患者さまご自身の薬に対する正しい知識と理解が欠かせません。薬剤管理指導(服薬指導)は、患者さまが入院前から他の医療機関において使用されている薬も含めた記録を薬剤師が作成・管理し、薬の飲み合わせ、あるいは重複した薬の有無などチェックを行い、副作用の発現を防ぐなど患者さまに安全で効果的な薬物治療を安心して続けて頂けるようにすると共に、患者さまご自身にも薬物治療に対する知識と理解を深めて頂くものです。

製剤

大部分の薬は製薬会社から市販されています。

しかし、当院ではそれほどの種類はありませんが、特殊な用途にしか使わないものや、特殊な配合のものなどについては薬剤部で調製しています。

このように院内で必要なくすりを調製する仕事を製剤業務といいます。製剤業務は表立って見えるものではありませんが、医薬品の円滑な供給を担う薬剤師の重要な役割の一つです。

調剤の様子

医薬品の治験

化学合成や、植物、土壌中の菌、海洋生物などから発見された物質の中から、試験管の中での実験や動物実験により、病気に効果があり、人に使用しても安全と予測されるものが「くすりの候補」として選ばれます。

この「くすりの候補」の開発の最終段階では、健康な人や患者さんの協力によって、人での効果と安全性を調べることが必要です。
こうして得られた成績を国が審査して、病気の治療に必要で、かつ安全に使っていけると承認されたものが「くすり」となります。(以上、厚生労働省HPより)

新しい医薬品の開発は、医療の進歩に不可欠であるのみならず、わが国の技術輸出産業を育成するという重要な意味を持っており、国立病院機構が担うべき役割の一つでもあります。

当院の薬剤部は、治験を円滑に進めるために次のような役割を果たしています。

  • 治験審査委員会事務局としての機能
  • 治験コーディネーター(CRC)としての支援(国立病院機構本部治験研修(座学・実習)修了者 2名)
  • 治験薬管理等

詳しくは「臨床研究部治験管理室」をご覧下さい。

医薬品情報管理

患者さまに医薬品を有効かつ安全に使用していただくため、「医薬品情報管理室」において、医薬品等の多くの情報を一元的に管理・収集し、その評価結果を迅速に医療スタッフに伝達することにより、医薬品における医療安全の充実を図り「安心・安全な医療」が提供できるよう努めています。

医薬品管理

医薬品の購入や在庫のチェックを通して、常に医薬品の品質が維持されるよう適切な管理を行っています。
さらに、麻薬や向精神薬などの医薬品については法律に則り、厳格な管理を行っています。

後発医薬品の使用促進

後発医薬品は、新薬(先発医薬品)の有効成分がある一定の期間を過ぎると特許が切れるため、その新薬と同じ有効成分を持った医薬品のことです。ジェネリック医薬品とも呼ばれています。
後発医薬品の使用は国と国立病院機構の方針ですので、後発医薬品の使用促進に協力しています。

  • 平成26年度 後発医薬品の品目割合 44.2%   数量割合66.3%
  • 平成27年度 後発医薬品の品目割合 46.9%   数量割合72.6%

専門薬剤師取得への取組み

医療は日々進化しておりどんどん高度で複雑化しています。
そのため、医薬品のエキスパートとして専門的な薬剤師の業務が求められます。

現在日本病院薬剤師会では、「がん」、「感染制御」、「精神科」、「妊婦・授乳婦」、「HIV感染症」の5つの領域で専門薬剤師の認定制度があり、全国でそれぞれの専門薬剤師が認定されています。

当薬剤部の薬剤師も「感染制御」、「精神科」専門薬剤師認定取得に向けて努力しています。

特に「精神科」領域では、精神疾患(統合失調症をはじめ、うつ病や神経症など)の薬剤療法において、臨床経験が十分な薬剤師が患者さまの入院中の治療から退院後の社会に復帰するまで、薬物療法が安全にそして適切に行えるように貢献しています。

チーム医療への関わり

最近の薬剤師は、調剤業務に加え、入院患者さまへの服薬指導や副作用のチェック、調剤薬や注射薬などの薬剤管理はもとより、チーム医療の一員として医師、看護師のほか、臨床検査技師、管理栄養士、精神保健福祉士、作業療法士、理学療法士など他の職種とも密接に連携し、医療安全などの委員会や栄養サポート(NST)に院内感染対策(ICT)あるいは精神疾患や脳卒中カンファレンス等にも参加しています。

さらに最近では、要介護者などを訪問して服薬指導や薬の管理指導などを行う「在宅医療業務」などのチーム医療にも参加しています。

その中で、薬剤師は薬学の専門的な立場から意見を言い、様々な委員会での検討資料も作成するなど、患者さまの目線に立った「安心」・「安全」の医療の向上に貢献できるよう努めています。

薬学生実習の受入れ

薬剤師になるためには薬学部で6年間勉強しなければ、薬剤師の国家試験受験資格はありません。
その間にコアカリキュラムという実習指導指針に基づいて、病院と薬局で実習を受ける必要があります。

当薬剤部ではコアカリキュラムのすべての内容を実習することはできませんが、「精神科」領域等については実習を受けることができます。そのため、鳥取県病院薬剤師会東部支部の病院間で連携をとりながら受入れ体制を整えています。

  • 日本薬剤師研修センター認定実務実習薬剤師 2名
  • 平成26年度 受入れ学生数 1名
  • 平成27年度 受入れ学生数 4名
  • 平成28年度 受入れ学生数 3名(予定)

院外処方せんの発行について

当院では、外来受診をされた患者さまには、原則として「院外処方せん」を発行いたしますので、「院外処方せん」を「調剤薬局」に持参して調剤を受けて下さい。

院外処方せんによる調剤は何処の調剤薬局でも可能ですが、医薬分業(院外処方せん発行)のメリットを最大限に生かすためにも、「かかりつけ薬局」をお持ちいただくことが理想です。

医薬分業は、患者さまに代わって、「かかりつけ薬局」が患者さまのあらゆるくすりを情報管理し、患者さまに安心してくすりをお使いいただくための国の方針です。

  • 「かかりつけ薬局」では患者さま毎に「薬歴管理」を行います。複数の医療機関で処方されたおくすりの重複、飲み合わせの可否、副作用等の安全チェックを行います。
    そのため「安全で良質な薬物治療」が受けられ安心です。
  • 院外処方せんにより、あなたのおくすりの処方内容が明らかになります。
  • 院外処方せんをFAXすることで調剤薬局での待ち時間が短縮されます。また、都合の良い時間におくすりを受け取ることができます。
  • 調剤薬局によっては、自宅までおくすりを届けてもらうこともできます。
  • 院内に比べ、多くのおくすり(後発医薬品や院内未採用医薬品など)による治療が受けられます。
  • 患者さまのプライバシーが漏れることのないよう、薬剤師に守秘義務が課されています。

調剤薬局での調剤に伴うご要望等がありましたら、薬剤部窓口にお知らせ下さい。
院外処方せん発行がより円滑に行えるよう、薬剤師会との調整を行います。

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