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担当医師

氏 名
  • 齋藤 潤(診療部長、日本てんかん学会専門医)

「てんかん」とは

てんかんという病気はてんかん発作を繰り返す脳の病気の総称で、一般的にてんかんといった場合は、けいれんをおこしやすい体質によって生ずるものから脳の病気として胎内で生じた脳の奇形まで様々な病気を含みます。
そのため原因によって治療の方法や内容、そして完治する頻度も様々なのです。(日本てんかん学会ホームページより)

当外来ではてんかんの患者様一人一人に合わせた治療を提供しています。
成人でしばしば問題になる、自動車運転免許や妊娠・出産についても、どうすれば良いかを患者様とよく相談し、最も適切な方法を選ぶ努力をしております。
 他の医療機関から紹介されて、当外来に受診される方は下記のような方が多いです。

   
  • 小児期よりてんかんの診断を受け治療しているが、思春期になっても治療を続ける必要のある方
  • 他院で治療を受けているが、十分な改善が得られない方
  • てんかん発作とよく似た発作を起こすが、てんかんかどうかが明らかにならない方

受診されますと、以下のような手順で診断から治療を致します。

1.問診

ご本人の生まれる前から、発作を起こされるまでの状況、発作の症状などをお聞きしますので、ご家族などが同伴していただけると助かります

2.検査

診察を受けていただいた後、必要に応じて下記の検査をその日のうちに行います。
前もって受診日をご予約いただきますと検査の計画がよりスムーズです。

  • 血液検査
  • 胸部X線検査、心電図検査
  • 脳MRI検査(血管病変も含め)
  • 脳波検査

これらがすみますと、

3.患者様がてんかんであるかどうかの判断

てんかんであれば、その発作分類、てんかん症候群分類を行い、
それぞれにあった薬物を主とした治療法の選択を行います。
この際、患者様一人ひとりの生活を重視し、薬物による副作用(眠気、ふらつき、消化器症状など)をできる限り少なくし、また、自動車運転免許や若い女性の方なら、将来の妊娠・出産についても有利なように治療方針を立てます。
その後は薬物療法の効果を確認しながら治療を続けていくわけですが、経過によっては、外科的治療など薬以外による治療をお勧めすることもあります。

 

 てんかんの有病率は、人口1000人に対し4〜9人(人口の0.4〜 0.9%)とされており、
一般人口の100人から200人に一人が罹患していることになります(日本てんかん学会ホームページより)ので決して珍しい病気ではありません。
てんかん発作を繰り返していると脳によくありませんので、ほうっておかずに受診していただきたいと思います。